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2012年08月11日

ジュビンと呼ばれるツルムラサキは島野菜。

栄養価の高い夏野菜”ツルムラサキ”・・・(シリーズ②)
■ツルムラサキって最近の野菜だと思っていましたが、沖縄でも戦後の野菜不足には、アタイグァー(自家菜園)に、在来種が植えてあったそうです。方言で「ジュビン」「ジービ」とか呼ばれ、お腹を満たすためにクファジューシー(少し固めのおじや)などに入れるなど、特に台風で野菜不足の夏場は重宝した島野菜だったそうです。現在は品種改良された品種です。 

今の品種(緑茎系)
ジュビンと呼ばれるツルムラサキは島野菜。

今の品種(赤茎系)
ジュビンと呼ばれるツルムラサキは島野菜。

■東南アジア原産のツル性植物。繁殖お旺盛で夏の暑さや台風にも強いので沖縄では栽培しやすい野菜です。また、虫や病気にも強いので有機栽培で育てることが出来ます。■食べ方としては、ほうれん草と同じ料理法で味わいます。定番は湯がいてオカカと醤油を垂らした「おひたし」が人気です。特徴のヌメリと風味を味わいます。油との相性もいいので、以前レシピでお勧めした、中華風油いためもお勧めです。味噌汁やジューシーの具にもあいます。

お浸し(おかか、マヨネーズ)
ジュビンと呼ばれるツルムラサキは島野菜。


■ほうれん草を上回る栄養価も。
ツルムラサキはビタミンCやカロチン、鉄分やカルシウムなどを多く含んでいる緑黄色野菜です。ほうれんそうと比べて、カルシウムは約3倍もあり、ビタミンA・Cは約1.2倍も含まれています。
 特徴のネバネバのムチンには疲労回復作用と整腸作用があるので夏バテ解消に効果が期待できます。暑さで食欲が落ちる夏場には最適な野菜と言えます。


ジュビンと呼ばれるツルムラサキは島野菜。
■産直まるしぇでは、野原由次さん(西原町)のツルムラサキをお届けしています。有機栽培で育てる野原さんは「害虫はカタツムリと小さなバッタぐらいで手で取り除いたりします。病気にも強いですよ」。そして農家のお勧め料理は「ごま油で炒めたり、サッと湯がいてごま油で和えると土臭さも消えて、ゴマの風味がいい感じです」と。是非、お試し下さいね。



ごま油炒め
ジュビンと呼ばれるツルムラサキは島野菜。




Posted by 産直まるしぇ at 20:16│Comments(0)
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役立つブログまとめ(社会貢献): 九州沖縄地方の農業/農園/農場/農家 by Good↑or Bad↓【役立つブログまとめ(社会貢献)(投稿募集中)by Good↑or Bad↓】at 2012年08月17日 22:36
 
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