2013年09月05日

御礼

拝啓 このたびは株式会社沖縄物産企業連合・株式会社産直まるしぇの
   代表取締役社長 故山城加寿儀 葬儀に際しまして ご多忙中にも
   かわらず ご会葬・ご弔電・ご弔意を賜りまわり厚く御礼申し上げます
  生前 皆様からいただきましたご厚情に深く感謝申し上げます
  略儀ながら書中を持ちましてお礼申し上げます          敬具
                    2013年9月2日
                     那覇市金城3-8-11
                      株式会社 沖縄物産企業連合
                     株式会社 産直まるしぇ






■小さな産直まるしぇの一番のファン
 山城加寿社長は、まるしぇの野菜宅配の一番のファンだったと思います。
「今週のミニトマトは、美味しかった!」「久米島鶏のブツ切りと冬瓜は
汁にすると最高に合うね」など、私たちに嬉しそうに話します。
 それは、生産者の皆さんに「美味しかったよ」と伝えることと、
ただ野菜だけを届けるのではなく、消費者会員の皆さんと「食の大切さや
農の大変さや喜びも共有したい」との想いがありました。

■野菜はエコバックに
 山城社長の野菜宅配の日は毎週木曜日。まるしぇに来て「ハイ、これに
入れてね」とエコバックを差し出します。また、外食時はマイ箸を持ち歩き、
なるべく割り箸の使い捨ては減らしたいとのことです。
「環境を守ることは、個人個人が出来るところから始めよう」と口癖でした。

■沖縄物産企業連合の代表として
 山城社長は沖縄の自立経済を確立することを使命とする沖縄物産企業連合の
代表取締役社長です。山城社長の地産地消への想いもあって産直まるしぇへ
経営支援をいただき、産直事業を展開してきました。
 沖縄県産野菜の安定生産と自給率の向上を目指して、地産地消を大事にした
「農家と消費者を結ぶ」産直宅配事業です。皆様の応援に感謝申し上げます。
 故山城加寿社長のご冥福をお祈りいたします。


■以下は、沖縄物産企業連合・会社案内より 代表挨拶を転載いたします。

ご挨拶

   次世代へ残したい宝島

琉球から沖縄へ
 かつて琉球の貿易船であった「進貢船」は、アジアの大海原を“海のシルク
ロード”として駆け巡っていました。14世紀から16世紀、沖縄は東邦の中心に
位置し物産交易のアジマー(十字路)を担い、琉球王国として栄華を極めたのです。
 今日に繋がる泡盛や金楚.(ちんすこう)をはじめとする沖縄の物産の多くが、
近隣諸国にそのルーツや歴史を持ち、その異国性と多様性が沖縄の中で融合し
昇華され、独自の文化を創りあげています。
 物産は人と人を繋ぎ、人間と自然の絆を生み、そして国と国の友好関係を深めて
いく重要な役割を果たしてきたのです。かつて琉球は「東アジアに湧き出た蓬莱島
であり、貿易船を操って世界の架け橋の役割を果たす」(1458年「万国津梁の鐘」
より)と自国の事を表現しています。
しかし一方で、「琉球」と呼ばれた時代から今日までの600年余、沖縄は歴史の荒
波に翻弄され続けています。1609年に薩摩藩の侵攻を受け、太平洋戦争では多く
の尊い生命が奪われました。その後も長く米国の施政権下に置かれ、今なお
基地問題や経済問題で苦悩を深めています。

私たちの使命~沖縄の自立経済のために~
 沖縄物産企業連合は物産交易を通して「沖縄の経済自立」を実現していくための
会社組織です。そして経済活動を通して “平和で心豊かな沖縄” を将来にわたって
創りあげていきたいと思います。何よりも平和こそが持続的に経済活動を保障して
くれる大きな資産であり、経済の自立こそが平和への道筋となるのです。その結果、
沖縄の人々に尊厳をもたらすと考えています。
 ただ実際の経済社会は激しい競争原理の中にあり、しかも島嶼県としての沖縄は
始めから物流コスト等のハンディキャップを抱えての挑戦を強いられます。けっして
“自立” への道程は平坦ではありません。
 幸いにも私達には会社の理念に賛同して頂いている株主様をはじめ、メーカー様
や各得意先様など多くの方々の理解と協力があります。
 これまで以上に、地場産業の振興を担っていく沖縄のリーディングカンパニー
として自覚と誇りを持って、“志”を同じくする関係会社や団体組織との連携を深め、
経済ネットワーク化を積極的に図っていきます。そして消費者に喜んで頂ける商品
開発やサービスの提供を行い、経済自立という目標に向けて前進して参ります。
 その目標実現のため、県外は東京を拠点に大阪・福岡・名古屋に営業所、直営店
を東京・神戸・名古屋に5箇所と県内に1箇所の計6店舗設置。また今後の海外展開
を睨んで台湾にも営業所を構えています。
 世界の国々と大交易を展開した先人達の魂(マブイ)に思いを馳せて。幾多の苦難
を乗り越えてきた沖縄の“生命”を引き継いだ者と、その想いを共有する人々と
一緒になって、この島を「宝の島」にしていく決意です。それを実現する知恵と
パワーが私達にはあると信じています。

 創立から10年目を迎えた今年を新たなスタートの年とします。


2010年7月吉日
株式会社 沖縄物産企業連合
代表取締役社長 山城 加寿




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Posted by 産直まるしぇ at 14:07│Comments(0)暮らし
 
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