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2013年06月08日

沖縄の梅雨明けはもうすぐです。

■糸満ハーレーと沖縄の梅雨明け 
旧暦の5月4日は糸満ハーレーが行なわれる日です。
「糸満ハーレーの鉦(かね)が鳴ると梅雨が明ける」と言い伝えられ、
今年の新暦では6月12日(水)にあたります。すると、
今週にも梅雨が明けることになります。いよいよですね。
 県内にも多くのハーリー行事が行なわれますが、
ゴールデンウイークや土日など観光化されつつあります。
しかし、糸満では「大漁と航海安全を祈るウミンチュ(漁師)の祭り」として
地域のノロや選ばれた神人が御願する神事性が強いことから、
新の平日にあたろうとも旧5月4日に開催されます。

■ハーレーは中国から(参考資料:糸満市HP)
 ハーレーは古くは約580年前に豊見城の城主で後の南山王が
中国で見てきた行事を、南山の貿易港の糸満に伝えたとされています。
古くから中国寄留民が「ハーリー」と呼んだのに習い多くが「ハーリー」と
言いますが、糸満地域では「ハーレー」と言います。それは、琉球文化圏では
古くからフナハラシ(小舟を並べて漕ぎ走らせくらべをすること)のことを
「ハレ」と呼ぶところがあり、「ハレは、走という事、はしれを中略也」の
ハレが古語として残ったと云われています。

【糸満ハーレーの様子。糸満市HPより】
沖縄の梅雨明けはもうすぐです。
【糸満ハーレーの船には、龍頭が付いていない】
沖縄の梅雨明けはもうすぐです。


糸満の生産者「金城亨さんのナス」をお届けします。
 ハーレーや大綱引きなどの伝統的なお祭りを大事にする糸満。
ウミンチュ(海人=漁師)も元気だが、ハルサー(畑人=農家)も頑張っています。
 糸満市の内陸部に、沖縄の農業振興で農地整備された地域があります。
岩石を取り除き土を入れ替えて畑地にし、農道と潅水施設を巡らした
畑作団地です。そこに金城さんは約3000坪以上の農地を耕作しています。

■冬春はキャベツ、夏はナスとキュウリを栽培
 金城亨さんの畑では、春から夏場は野菜が病気にかかりやすいので、
最低限の農薬を使用します。もちろん、散布回数を減らす努力をしています。
 金城さんは「沖縄の場合、3月から夏場にかけて、無農薬で栽培するのは
技術的にも経済的にも大変難しいよ」
「農薬を減らすとキャベツの葉には青虫が付いて、食べた跡が残る。
また、ナスだとヘタが白くカビのように変色したり、
皮の表面にチャックの様に傷跡がついたりする。」
「食べる分には問題無く、農薬を減らした証拠なんだけどね。
消費者は奇麗な野菜を手に取るんだよね。」と言います。

今一度、野菜の見た目と食の安全を考えてみたいと思います。

【虫食いのキャベツ。これでも、農薬を使用している】
沖縄の梅雨明けはもうすぐです。

【病気にかかり、ヘタが白く変色しているナス。】
沖縄の梅雨明けはもうすぐです。





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Posted by 産直まるしぇ at 21:41│Comments(0)暮らし産地
 
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