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2013年03月10日

TPP(環太平洋地域による経済連携協定)への参加について(パートⅢ)

■TPP(環太平洋地域による経済連携協定)への参加について(パートⅢ)
 先週末、安部首相はオバマ大統領と首脳会談を行い
TPP交渉参加についての共同声明を出しました。
その内容で例外品目(関税除外)が日米両国にあることを
確認しましたが、その例外品目として扱うかは確認されませんでした。
その会談を受けて、首相は日本がPTTに参加表明を行なうと記者会見を開きました。
 安部首相の発言を経済界は評価し、農業団体は評価しませんでした。
今後の議論と参加の是非が注目されます。

■農産物で最重要な例外品目は米と牛肉です。
 主食の米は安価な輸入米の価格競争に陥り、農業者がお米を作れなくなります。
そして、数少ない国産米は希少価値も加わり、より高い価格になりると予想されます。
外の国産農産物も輸入農産物に替わる事で、日本の食料自給率は
16%(カロリーベース)程度になると、国は試算しています。

【石垣島の水田風景】
TPP(環太平洋地域による経済連携協定)への参加について(パートⅢ)

■消費量は減っても主食はお米(ごはん)です。
 お米は日本の和食文化の中心と言えます。食生活が欧米化して
朝はパン食、昼は麺類でも、夜はご飯を食べたいと思う方は多いと思います。
そういう筆者もそうですが、美味しい国産のお米を食べると美味しさで幸せを感じます。

■平成の米騒動
過去、1993年(平成5年)の夏の冷害により、お米が大不作になりました。
その後、平成の米騒動に発展しました。国産のお米が年間を通じて不足になるとして
お米の買占めが始まり、店頭ではお米の品不足になりました。
日本政府は、緊急に外国産米を緊急輸入にして、米卸などに国産米と外国産を
セットとして割り当てを行い、消費者も国産と外国産をセットで購入することになりました。
その時のお米が、日本の中粒種のジャポニカ種とは違う、粘り気の無い
ぱさぱさとした長粒種が多く輸入されました。味が美味しくないと評価され
「やはり日本の米が良い」と国産のお米が支持されました。

■日本がアジアの米を買い占めた?
 アメリカ、中国、タイ等から緊急輸入し、アジアの国々でお米が不足になりました。
米価格が高騰し、米を主食とするアジアの人々へ大きな影響を与えました。(次回、最終回)


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Posted by 産直まるしぇ at 23:21│Comments(0)暮らし
 
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